歩行者の安全、景観との調和を重視。
歩車道を分離して乱横断を防止するとともに、車を円滑に誘導する横断防止柵。高い安全性に加え、周辺の景観にも配慮した転落防止柵。ボルトやナットなどの突出を極力抑えることで衣服や鞄類の引っかかりを防ぎ、全体的にすっきりとした印象に。
さらに、手すり代わりにもなるトップレールの採用や凸凹をなくす工夫を施すなど、人への配慮と景観との調和を重視したデザインになっています。
(画面の都合上、実物と多少色が異なります。)
帝金ではクライアント様、設計者様のご要望に応じたフルオーダーの防護柵を制作いたします。
支柱はCT形鋼で、強度がありながら部材は薄く、上品な仕上がりになっています。リン酸亜鉛処理仕上。
20インチ~27インチまでの車輪サイズや荷物カゴの接触なども考慮して設計されています。
歴史的な街並みに配慮し、コンクリート擬石の支柱を使用した横断防止柵です。
フラットバーを使用し、重厚かつ繊細なイメージを醸し出しています。
・歩行者自転車用柵は、下表に示す設計強度に応じて、以下の種別に区分する。
・歩行者自転車用柵は、原則として種別Pを適用するものとし、歩行者などの滞留が予想される区間および橋梁、高架の区間に設置される転落防止を目的とした柵は、集団による荷重を想定し、種別SPを適用するものとする。
・一般的な歩行者自転車用柵の支柱埋込み例
注1)Eは土中埋込み、Cはコンクリート根固め、Wは橋梁、高架、擬石などの構造物上に設置する場合である。
2).※1の幅は路肩側方余裕10cm以上50cm未満、のり勾配1:15より緩やかで中位以上の地耐力を有する土質条件(N値10程度の砂質地盤)の場合である。
3)( )の幅は、路肩側方余裕50cm以上で中積以上の地耐力を有する土質条件(N値10程度の砂質地盤の場合である。
4)支柱諸元には、降雪荷重は考慮されていない。なお、除雪作業などに支障となる場合には、着脱可能な構造を検討してもよい。
- 防護柵の高さ
- 歩行者などの転落防止を目的として設置する柵の路面から柵面の上端までの高さは110cmを標準とする。
歩行者などの横断防止などを目的として設置する柵の路面の上端までの高さは70~80cmを標準とする。
- 形状
- 歩行者自転車用柵(種別PおよびSP)は、歩道などに接して設置されるものであり、その形状が歩行者などに危害を及ぼすものであってはならない。
そのため、ボルトや継ぎ目などの細部にわたる形状への配慮を行うものとしている。
また、転落防止を目的として設置する歩行者自転車用柵については、児童などのよじ登りを防止するために建て桟構造を採用することが望ましい。
また、幼児がする抜けて転落するおそれも考慮して、桟間隔および部材と路面との間隔を15cm以下とすることが望ましい。