車止めの歴史
創意と工夫をモットーに
創業以来60年以上にわたり、当社はモットーである「創意と工夫」を旗印に“帝金”ブランドの建築金物を開発してきました。
戦後、昭和20年「帝金事務所」を創業、昭和30年に開発された左右兼用のピボットヒンジは、「1808」と言うだけで業界では通用するほどのヒット商品となり、帝金株式会社の基礎を築くこととなりました。
時代は進み、日本も高度成長期を迎え目覚しい経済発展を遂げていく中で、自動車の普及率も大きく上がりました。街に溢れ出した自動車による交通事故・公害など様々な社会現象が問題となり始めた昭和41年、帝金の代名詞にもなるバリカー(*)上下式が誕生しました。
今では何処でも目にするバリカー上下式ですが、高度成長期・モータリゼーションの真っ只中に、瞬く間に全国に普及したものです。
国土が広く余裕の多い諸外国ではあまり利用されませんが、自動車が多く効率的な土地の利用を要求される日本でこそ、必要な商品となったのです。
*「BARICAR(バリカー)」という名前は、BARRICADE(バリケード)とCAR(自動車)を組み合わせた造語で、名付け親は帝金創業者の大塚幸三です。