昨今、交差点歩道部などへの車両乗り上げ事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる車両暴走事故が、あとを絶ちません。日本国内で設置されているボラード(車止めポール)の大半は、実車衝突試験がおこなわれておらず、車両侵入の「阻止」ではなく、視覚的効果による「抑止」という製品がほとんどです。
抑止から阻止へ―。
帝金では「人命を守る」というスローガンを掲げ、実車衝突試験を繰り返しおこないました。試験当初は、基礎の転倒や支柱の破損など期待通りの結果が出ませんでしたが、ここにきてようやく一定の強度が確認された製品の開発に成功しました。
実車衝突試験実施済 | ||
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H型…交差点開口部の区別とともに車両の衝突に対して抵抗する車両進入防止を目的とした耐衝撃性のボラード
N型…車両の衝突に対して抵抗せずに交差点開口部の区別を視覚的に強調する車両進入抑止を目的としたボラード
超高輝度反射テープ
〈ゴム製キャップ〉
頭部をゴム製にすることで、夏場に触れても熱くないように配慮しています。
〈超高輝度反射テープ〉
ヘッドライト等を受けて明るく輝き、また広角性や夜間の安全確保等にも優れています。
それぞれのパイプが
衝突エネルギーを吸収する!!
〈スクラムパイプ構造〉
車両衝突時には、内部のスクラムパイプが連続的につぶれるように変形し、衝突エネルギーを吸収して衝撃を受け止めると同時に、車両へのエネルギー伝達をも低減し、乗員への衝撃も柔らげます。
H型ボラードの埋込式は原則として土中式を選定するとよい。
既設の地下埋設物の状況などからコンクリート基礎式(独立基礎や連続基礎がある)の選定を妨げるものではないものの、H型ボラードの機能は土中式の方が発揮しやすいと考えられる。その理由として、車両衝突によりH型ボラードが折れ曲がる位置は、土中式の場合は地中で、コンクリート基礎式の場合は基礎上面で折り曲がることが多いため、地中で折れ曲がる土中式の方が車両衝突時の荷重に対して粘り強く抵抗すると考えられる。また、交差点開口部に縁石などがある場合の施工において、土中式の方が車道側に寄せて設置することができるため、歩道側の空間を広く確保できる点からも有利となる。
土中式は、支柱折れ点が地中で発生することにより土・舗装と一体となって抵抗し、支柱折れ角と車両の歩道側への進入量がコンクリート基礎式に比較して小さい。埋込形式は、土中式とした方が車両の歩道側への進入量を低減できる。
(スリーブパイルとコンクリート独立基礎の組合せ)
スリーブパイル仕様(土中式杭基礎)はコンクリート独立基礎に比べて車両衝突時に粘り強く抵抗する為、障害物がない場所ではスリーブパイル仕様(土中式杭基礎)を推奨しています。
茨城県東海村
茨城県日立市 はなやま認定こども園
佐賀県佐賀市
横浜市港南区
秋田県横手市 横手南小学校前
某信用金庫
茨城県結城市庁舎(特注)
新長崎駅西口広場(特注)
札幌国際大学付属認定こども園
大垣市庁舎駐車場
某商業施設
某商業施設
地面を掘削して基礎ブロックを設置する必要がありません(養生期間が不要な為、大幅な工期短縮が可能です) ※下記の施工方法は一例です。ストライカーを用いたガードレール支柱を建て込む施工方法も推奨しています。
地面(G.L)から300ミリほど土砂を取り除き杭打機でスリーブパイルを地中へ垂直に打ち込んで下さい(※この時点で支柱の立ちが決まります)
地面(G.L)から400ミリ下まで砕石を入れて下さい(※スリーブパイル先端は特殊加工を施しているので土砂を取り除く作業は不要です)
スリーブパイルにハイパーユニットを差し込み、支柱カバーをセットして下さい
(※ハイパーユニットのみの別売不可)
支柱カバーとスリーブパイルの隙間にモルタルを流し込んで完成です(※固定式の場合)
施工説明書は別途ご用意しておりますので、
弊社係員までお問い合わせ下さい。