SNSで指摘が相次ぐポールについて。ちなみにポールは専門用語で「ボラード」といい、国土交通省に聞くと予想していなかった答えが返ってきました。
「ボラードは、そもそも特定の場所への車の進入を防ぐために運転手に注意喚起を促すもので、突っ込む車を止めるような目的は想定されていません。ガードレールのような道路施設の一部としてはみなされていないため設置基準もありません」
どういうことなのか? ボラードのパイオニアである弊社が取材を受けました。
「ボラードは、衝突してくる車を止めるための実験がそもそも行われていません。あくまで、『ここから車は中に入ってはいけませんよ』という抑止の位置づけでしかないのです。突っ込んでくる車を止めることを目的に作られたボラードもありますが、それはテロ対策用で、1本何十万円もかかります。 ただ、今回の大津の事故を受けて、私たちも実際に車を止めることをターゲットにしたものづくりをしていかなければいけないと思っています。」との弊社コメントが紹介されました。