車止めポール・バリカー・ボラードの帝金株式会社

車止めポール・バリカー・
ボラードの帝金株式会社
山中湖 明神山 パノラマ台


山中湖 明神山 パノラマ台

山梨県南都留郡山中湖村平野

2024年(H型ボラード)

山中湖から三国峠へ至る県道の途中にあるビューポイント「山中湖明神山パノラマ台」が整備され2024年11月末に開放されました。

眼下に山中湖、その向こうに富士山を一望でき、天気次第では南アルプスまで見渡せる絶景スポットです。整備により、駐車場と一体だった展望スペースにデッキを設置し、駐車場とのすみ分けを行い、来訪者が安全に景色を楽しめるようになりました。

痛ましい交通事故の被害から命を守るため、帝金は耐衝撃性車止めハイパーボラードを開発し、全国でご好評いただいております。

昨今、ブレーキとアクセルの踏み間違いや歩道への車両乗り上げ事故が多発していることを念頭に、展望デッキと駐車場の境界に土中式のハイパーボラード(リン酸亜鉛処理仕上のオーダー品)が設置されました。 帝金では「人命を守る」というスローガンを掲げ、現在も実車衝突試験を繰り返しおこなっています。 当初は、基礎の転倒や支柱の破損など期待通りの結果が出ませんでしたが、2019年ようやく一定の強度が確認された業界初の製品開発に成功し、全国の公共事業、複合施設、テーマパークや店舗など様々な場所にご採用いただくようになりました。

従来の車止めポールの支柱内部は空洞でしたが、ハイパーボラードの支柱内部には細いパイプの集合体が内蔵されています。車両衝突時には内部のスクラムパイプが連続的につぶれるように変形し、衝突エネルギーを吸収して衝撃を受け止めます。また、令和3年3月に発刊された「ボラード便覧」には「H型ボラード(耐衝撃性ボラード)は原則として土中式を選定するとよい」と記載されています。

ハイパーボラードは、国土交通省のNETIS(公共工事等における新技術情報提供システム)に登録されています(登録番号 KT-210038-A)。 また、「防護柵の設置基準・同解説 ボラードの設置便覧」に基づき H型ボラードの性能確認試験を行っております。

写真はリン酸亜鉛処理の結晶模様

鉄パイプに溶融亜鉛メッキ後リン酸亜鉛処理を施したオーダー品です。亜鉛メッキの冷却過程で発生する結晶模様は美しいテクスチャーと質感を醸し出しています。色調は濃いめのN3.5です。

展望スペースのバリアフリー化、老朽化したトイレの改修も行われました。飲食店があるわけではなく、駐車スペースも限られていますが、車の入れ替わりが頻繁に行われているため、この日(平日)に限っては駐車に困りませんでした。

耐衝撃性車止め・ハイパーボラードが交通安全の礎になり社会貢献となることを切に願います。

12月初旬の平日に撮影したのですが、この日は天気も良く南アルプスの山々まで見渡すことができました。

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