馬場川通り
群馬県前橋市本町
2024年
馬場川通りは、前橋市の中心市街地に位置する憩いの空間です。通り沿いには、2021年から進められてきた馬場川通りアーバンデザイン・プロジェクトの工事が完了し、レンガ敷のすてきな空間に生まれかわりました。
歩道・車道の段差をなくし、かつて前橋で街並みを構成していた伝統的意匠であるレンガ舗装とすることで空間の拡がりとともに歩行性の向上を実現しています。
公衆トイレはプロダクトデザイン界の巨匠ジャスパー・モリソンによる貴重な建築物としての高いデザインバリューとともに、男女の別を設けず「子どもづれ」「ハンディキャッパー」に最大限に配慮したインクルーシブな提案がなされています。
耐衝撃性車止め（HB種）ハイパーボラード HYP-01PK リン酸亜鉛処理仕上
今回設置されたボラードの一部は、耐衝撃性というポテンシャルがあり、車両重量1.16トン・時速40㎞の衝突に耐えうる性能(抵抗本数1本)を有しています。支柱外径はΦ101.6mmで歩行者の邪魔にならないスリムなフォルムです。リン酸亜鉛処理は比較的明るい色調を採用。
川沿いには200メートルのデッキとベンチが設置され、水と緑に囲まれた中でリラックス出来る場所になっています。
「馬場川通り」を舗装するレンガに名前を刻印する希望者が募集されました。
レンガと植栽の間には大きなコンクリート基礎ではなく、土中式杭基礎のスリーブパイルで施工しています。狭小区間に設置できるだけでなく養生期間が省略され工期短縮が可能です。
前橋中央通りアーケード街の坂下から県道赤城線までを車道、植栽、歩道、水路の4つが並列に配置されて、四季折々の彩りとともに訪れる人達の目を楽しませてくれています。
