車止めポール・バリカー・ボラードの帝金株式会社

車止めポール・バリカー・
ボラードの帝金株式会社
横浜市福浦護岸


横浜市福浦護岸

横浜市金沢区福浦1丁目

2023年

人気の釣りスポットだった神奈川県横浜市金沢区の水際線緑地ですが、2019年9月の台風15号により壊滅的な被害を受けました。

その後、復旧工事が急ピッチで進められました。復旧の方針は「今後発生し得る最大の高潮・高波を防護できる護岸」。そのため、護岸の高さは地上約3m、海面までの高さは満潮で約5.5mという、防災上、安心できる護岸へと生まれ変わりました。

釣りができる遊歩道としての整備が進められ、転落防止としての機能はもちろんのこと、パラペットの上に腰掛けたり、子供が走ったりしないように高さ100mmの手摺が設けられました。

支柱ブラケット部分はダクタイル鋳鉄製。

ブラケット・ビーム部分共に溶融亜鉛メッキ後フッソ樹脂塗装仕上げ(ダークグレー)。

人が間詰石帯へ進入しないように、進入防止柵(チェーン柵)もご採用いただきました。

転落防止柵・進入防止柵共に支柱ピッチ2m、全長約1kmに渡り製作納入しています。柵自体は主張し過ぎず、機能を果たしつつも、しっくりと景観に溶け込んでいます。

支柱は□25の角鋼で溶融亜鉛メッキ後フッソ樹脂塗装仕上げ。チェーンはステンレス製の電解研磨仕上げです。

護岸の断面図(横浜市公報より引用)

釣りを楽しむには海面までの高さがありますが、防災上やむを得ないところでもあります。

地球温暖化が進めば、今後大型の台風が数多く上陸する可能性があります。新しい防潮堤が防災の一役を担うことを願ってやみません。

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