真岡市新庁舎
栃木県真岡市荒町
2022年
真岡市新庁舎
栃木県真岡市荒町
2022年
栃木県真岡市新庁舎は、縦の糸と横の糸を紡ぐ真岡木綿のように、「人と人のつながりを紡ぐ市庁舎」をイメージした外観が目を引く新たな市のシンボルとなっています。新庁舎の外構工事で耐衝撃性車止めハイパーボラードをご採用いただきました。支柱カバーに溶融亜鉛メッキ後リン酸亜鉛処理を施した特注品です。
鉄製品を錆から守るための工業技術である溶融亜鉛メッキは、優れた耐食性・経済性を兼ね備えたものとして、大型構造物や道路関係資材など多方面にわたって活用されています。 長期にわたり使用された光沢のない落ち着いたグレー色を実現する技術として、リン酸亜鉛処理が注目されています。 帝金では1990年の後半、大阪・毛馬桜之宮公園にリン酸亜鉛処理を施した手摺を納入したのに端を発し、東京スカイツリー周辺道路をはじめ、数多くのリン酸亜鉛処理を使用したプロジェクトに参加する中で、経験とノウハウを蓄積し現在に至っています。
リン酸亜鉛処理というテクスチャーにとどまらず、この製品は耐衝撃性ボラードという機能を持ち合わせています。
昨今、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる建物への突入事故、歩道への車両乗り上げ事故が多発していることを念頭に設置されました。
耐衝撃性車止めハイパーボラード HYP-01Aリン酸亜鉛処理仕上
今回設置されたボラードは、耐衝撃性というポテンシャルがあり、車両重量1.16トン・時速40㎞の衝突に耐えうる性能(抵抗本数1本)を有しています。支柱外径はΦ101.6mmで建築外構にフィットするスリムなフォルムです。
チェーン柵の支柱脱着式もご採用いただきました。
交通安全は基より、景観整備にもハイパーボラードをご採用いただくことが多くなってきました。「機能」と「デザイン」・・・帝金ではその両方に取り組んでまいります。