車止めポール・バリカー・ボラードの帝金株式会社

車止めポール・バリカー・
ボラードの帝金株式会社
ウポポイ(民族共生象徴空間)


ウポポイ(民族共生象徴空間)

北海道白老郡白老町

2020年

ウポポイは日本の貴重な文化でありながら存立の危機にあるアイヌ文化の復興・発展のための拠点となるナショナルセンターです。また、将来に向けて、先住民族の尊厳を尊重し差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として整備されました。愛称「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」。帝金では種別SPの転落防止柵や写真のような小枝をモチーフにしたP種の防護柵などを製作させていただきました。

ウポポイ内には数本の橋があり、ここでは天端に木材を配置したSP種の転落防止柵をご採用いただきました。群集荷重を考慮しているので主材は目立ってしまいますが、出来る限り周りの景観に溶け込むように工夫しました。後ろに見える建物は、日本最北の国立博物館・アイヌ民族博物館(アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル)

製作させていただいた柵は全てリン酸亜鉛処理仕上げとなっています。後ろに見えるのはポロト湖。「ポロト」とはアイヌ語の「大きい沼」が名前の由来とされています。

豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、アイヌ文化の多彩な魅力に触れることができます。冬のポロト湖は氷が張り写真のようにワカサギ釣りが楽しめます。

カンカン(いざないの回廊)

木々や動物が描かれた回廊はまるで森の中にいるような感覚になり、自然とともに暮らしてきたアイヌの文化を感じることができます。ウォールはグラフィックコンクリート製です。

コンクリートグラフィックはプレキャストコンクリートの表面に独自の「洗い出し」技術によりグラフィカルなパターンを施す技術です(日本興業製)

角を曲がった先にどんな景色が現れるか楽しみながらウポポイの中へ進んで行けます。帝金の柵やファニチャーなど多種に渡りご採用いただきましたので、随時アップしていきたいと思います。お楽しみに!(2020年7月12日オープン・写真は2020年1月中旬撮影「撮影協力:公益財団法人アイヌ民族文化財団」)

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