長崎市出島橋前
長崎県長崎市江戸町
2020年
幕末まで出島は日本とヨーロッパの唯一の貿易地として重要な役割を果たしました。かつてオランダ人が橋を渡って日本に足を踏み入れるその第一歩が長崎市江戸町で、オランダからもたらされたものはすべて江戸町を通って日本各地に伝播しました。
そんな出島橋前の江戸町で、新製品である耐衝撃性車止め・ハイパーボラードをご採用いただきました。帝金では「人を守る」というスローガンを掲げ、実車衝突試験を繰り返しおこないました。 当初は、基礎の転倒や支柱の破損など期待通りの結果が出ませんでしたが、ここにきてようやく一定の強度が確認された業界初の製品開発に成功しました。
土中式の製品でありながら、脱着式の機能を持たせたボラードも業界初です。高強度という機能のみならず、使い勝手にも配慮しています。
昨今、交差点歩道部などへの車両乗り上げ事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる車両暴走事故が、あとを絶ちません。帝金では、視覚的抑止から進入阻止への製品開発を進めてまいります。
かつて出島から砂糖や香辛料などのモノだけでなく、医学や学問など西洋文化が伝えられ、日本各地に広がっていきました。ハイパーボラードも初めての出荷場所が長崎市出島橋前であることに感慨深いものがあります。同じように日本各地に広がり、交通安全の礎になること、社会へ貢献することを願ってやみません。
