押上業平橋
東京スカイツリー
東京都墨田区押上1丁目
2012年
押上業平橋
東京スカイツリー
東京都墨田区押上1丁目
2012年
世紀のプロジェクト「東京スカイツリー®」建設。 世界一の高さを誇る自立式電波塔を中心とした街づくりに帝金は設計段階から関わらせていただきました。横断防止柵や手摺の強度検討や部材メンバーの選定、ディテールの検討やモックアップの作成まで細心の注意を払って製作させていただきました。「東京スカイツリー®」と併設商業施設「東京ソラマチ®」への年間2,500万人以上といわれる来場者のみなさまを安全に誘導する一役を担います。
横断防止柵のコンセプトは 「軽やかさ」 と すっと立ち上がる姿の 「上品さ」 です。 東京スカイツリー®という大きな主役が存在する上で、周りの構造物はあくまで脇役でなければなりません。 控えめながら来場者の乱横断防止という役目をしっかりと果していくことに主眼をおいて製作されています。
東京スカイツリー®を中心とした街づくり「押上・業平橋土地区画整理事業」は、2002年(平成14年)からスタートし、おおよそ10年の歳月をかけて完成しました。区画街路・街区公園・駅前広場で構成されたこの事業にテイキンの横断防止柵や手摺などが採用されました。
東京スカイツリー®を中心とした新たな街は、言問通りと押上通りを結ぶ都市計画道路「隅田区画街路5号線」を幹線道路として成り立っています。この区画街路、スカイツリーを見上げた時に眩しくないように、頭上から照らす照明ポールは一部の箇所に限られ、ほとんどは6m置きに配置された照明ボラードによって照度を確保するという新しい試みがなされています。
画街路や駅前広場に設置された横断防止柵の支柱はCT形鋼で、強度がありながら部材は薄く軽やかなイメージを醸し出していて、無駄な装飾は一切無くシンプルにまとめられています。 仕上については、同じ区画内に設置されている照明ボラード・照明ポール・シェルター・サインなどと同じテクスチャーで統一されています。